ラザレフ:ショス9

久し振りの日本フィルです。パーヴォさんのオケコン行きたかったけど、このコンビのショスタコは聴きたくて。しかも9番。

  • アレクサンドル・ラザレフ&日本フィル 19:00play@サントリー
    • ストラヴィンスキー:バレエ音楽《妖精の口づけ》
    • チャイコフスキー(タネーエフ編曲):二重唱《ロメオとジュリエット》
      Soprano 黒澤麻美, Tenor 大槻孝志, Soprano 原彩子
    • ショスタコーヴィチ:交響曲第9番

ストラヴィンスキーの後に休憩、でした。こないだのN響もそうだったけど、一曲目が長い曲って結構つらい。今日もまたうつらうつら…。

でもうつらうつらしながらも楽しめました。「チャイコフスキーの歌曲やピアノ曲の旋律に基づいて作曲した」(Wikipediaより)だけあって親しみやすい旋律で。情景が浮かんでくるような、こないような。
チェロのソロが素敵でした。(木管と交代でチェロがソロ弾くところ、ちょうど起きてた)
あとやっぱりトロンボーンは日本フィルだな、と。あとホルン日橋さんが乗ってた?気のせいかも。後ろからだったので自信ない。
曲終わった後の静寂を久し振りに味わえたのが嬉しかった。マニアックな曲だとフライングするような人はいないのかな。毎回どの演奏会でもこうだと良いんだけどなぁ。

ストラヴィンスキーはもっと開拓すべきなのではないかな、と思う。春祭のせいで苦手意識あるけど、妖精の口づけやプルチネッラみたいな新古典主義音楽はとても聴きやすく好みなので、もっと聴きたいなと思う。新古典主義音楽から入って前後の曲を聴いたらストラヴィンスキー好きになれるかもしれない。火の鳥だって美しいところは本当に美しくて好きです。別に無理して好きになる必要はないけど、楽しめる音楽が広がるのは素敵なこと。

チャイコの二重唱は初めて聴いた。ビジュアル的にはちょっとロメオとジュリエット?という気もしましたが、歌はとっても楽しめました。しかしパンフの役を見ながら聴くのは難しい。字幕があったら良かったのだけど。でも、LA席だから字幕あっても見えなかったかな。

さて、メインのショスタコーヴィチ。
出だしからちょっと不安定…。思わず「頑張れ」と念じてしまう。テンポ速いところは結局不安定なまま最後までいってしまいました。ラストの追い込んでく雰囲気など良かったですが、冷や冷やは拭えず。ゆっくりなところも、日本フィルの木管は個人的にはあまり好みでないこともあり…個人的にはちょっと物足りませんでした。
今までのこのコンビのショスタコーヴィチの演奏の質を考えると、今日はちょっと期待外れだったかな。明日はうまくいくといいなー(聴きに行けないけど)。
とはいえ、やはり金管は良かったです。特にトロンボーン・テューバ隊。

ところで、ピッコロ、全身ブラウンに見えたのですが何製なんでしょうか…。でもキーが金属じゃないって有り得ないから、管体ローズウッドで、キーは金かくすんだ色だったか…というのが妥当だろうか。あぁ、オペラグラス持ってけば良かった…。

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