条件付

ブラッド・スクーパ - The Blood Scooper昨日読み終えました。森博嗣さん本は先月エッセイは読んだけど、小説は半年振り。まだシリーズ2作目ですが、雰囲気がとてもスカイ・クロラに似ていて、早くも大好きなシリーズとなりました。「侍が出てくる話を書くなんて意外」という声を多く見掛けますが、そんな違和感を感じることもなく読みました。読めば森ワールドです。

主人公ゼンがひたすらかっこ良い。ずっと山で師匠と2人で生活していたゼンの純粋さにも心魅かれますが、純粋過ぎて天然ボケ風なのがまた良いです。そんな彼の言葉から1個引用。

「美しさを知る心、強さを感じる心です。今の私には、美しさや強さを失うこと、それこそが悲しく、
寂しいことです。人の死も、それが美しく強いものであれば、悲しむべきものではないと思います」

美しさや強さを失うことは悲しいことだというのは物凄く共感するけど、人の死も…の下りは頭では理解できないこともないけど、やっぱり受け入れ難いですね。それなら受け入れる必要はないですけど。

今回も前作と同じく、電子書籍で読みました。やっぱり、ぱらぱら後戻りして読み返すってのができないのがもどかしい。ぱらぱらめくれないこともないけど、やっぱり紙みたいにはいかないですよね。デバイスが進化したら、いつかそれくらいになるのかなぁ…。

…で。タイトルは本の話とは全く関係なく、学生時代の研究内容で投稿した論文が無事(?)条件付採録になりましたという話。ちょっと時間取られそうです。でも幸いオケはオフシーズン中で比較的週末時間が取れるので何とかなるかな。久し振りの論文でちょっとテンション上がり気味…なのはまだ手をつける前だからだろうなぁ。

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