果たして木管楽器を吹かない人で木管五重奏を聴く人っているのだろうか? とふと思う.マイナーな演奏形態ではある.とわかってはいたけれど,「木管五重奏」と聞いて木管→木琴を連想する人がいるとはある種カルチャーショックでした.でも「木管」て言葉に馴染がないとそんなもんなのかも.
前置きはさておき,木管五重奏聴いてきました.
- レ・ヴァン・フランセ 15:00play@シンフォニーホール
- マルティヌー:六重奏曲
- ラヴェル:「クープランの墓」
- アンドレ・カプレ:ピアノと管楽器のための五重奏曲
- シューマン:幻想小曲集op.88
- ヒンデミット:5つの管楽器のための小室内音楽
- プーランク:六重奏曲
- encore
- マルティヌー:六重奏曲 第5楽章 フィナーレ
- イベール:3つの小品より1楽章
- テュイレ:六重奏曲よりガボット
木管奏者のくせにアンチ木五な私ですが,一昨年彼らの演奏を聴いて「こんな素晴しい木五が存在するのか」と衝撃を受けました.考えが変わって木五を聴くようになったかというとそうではなく,むしろあれ以来一度も聴きに行ってません(たぶん).なんかもう別格.
前回もルルーのオーボエに聴き惚れましたが,今回もまた.ラヴェルの冒頭では涙がほろり.他にも何度も泣きそうになりました.でも実は風邪で絶不調でほとんど聴けてません.たぶん半分以上寝てたな…勿体ない…それでもかなり堪能できました.しっかり全部聴いてればもっともっと楽しめたのに自分の体調を恨むばかりです.
アンコールのイベールが超オシャレでした.めちゃくちゃ軽いの.ホルンがトリルで右手を使ってたのにびっくりしました.うわ,そんなのあり?
レ・ヴァン・フランセ,CD買おうかなぁ.ルルーも欲しいなぁ.