東京のオペラの森って行くのとっても久し振り。エフゲニー・オネーギン以来だろうか。昨年9月にインキネン&日本フィルのヴァルキューレ第一幕を演奏会形式で聴いて「いつか全編観てみたい」と思っていた指環。今年から4年(植木算だから3年か)で演奏会形式で序夜から全て演奏するそう。これは初回から行かねば…というわけで行って来ました。
- 『ニーベルングの指環』序夜《ラインの黄金》(演奏会形式) 19:00play@東京文化会館
- 指揮:マレク・ヤノフスキ
- ヴォータン:エギルス・シリンス
- ドンナー:ボアズ・ダニエル
- フロー:マリウス・ヴラド・ブドイウ
- ローゲ:アーノルド・ベズイエン
- アルベリヒ:トマス・コニエチュニー
- ミーメ:ヴォルフガング・アブリンガー=シュペルハッケ
- ファーゾルト:フランク・ヴァン・ホーヴ
- ファーフナー:シム・インスン
- フリッカ:クラウディア・マーンケ
- フライア:藤谷佳奈枝
- エルダ:エリーザベト・クールマン
- ヴォークリンデ:小川里美
- ヴェルグンデ:秋本悠希
- フロースヒルデ:金子美香
- 管弦楽:NHK交響楽団
- 音楽コーチ:トーマス・ラウスマン
オケはN響ですが、コンマスはキュッヒルさん。わお。フルートは神田さんが乗ってました♪ そしてそして…バスクラ、もしかして大学オケでお世話になった木管トレーナでは?でも人違いかも。自信なし。
休憩なしの2時間半はキツいなぁ…と思っていたはずが、あっという間の2時間半でした。キュッヒルさんのソロ、ワグナーチューバ、第三幕の最初と最後に出てくる金属の楽器。金属を金槌で叩いていました。音程がちゃんとあって、舞台の後ろにずらっと並んでました。あれは何という楽器だろうか。
第一幕は乙女たちの三重奏に心を奪われ、第二幕以降はローゲとアルベリヒの演技が素晴らしかったです。あっという間に終わってしまって、あぁ、明日ヴァルキューレが聴ければ良いのに…と思わずにいられませんでした。しかしあと1年我慢。
演奏会形式でオペラを全幕観るのは初めてですが、突拍子もない演出されるならこっちの方が良いし、それに何よりオケもしっかり聴ける。普通のオペラとはまた違った楽しさがあるんですね。今まで演奏会形式ってちょっと心魅かれなかったのですが、リーズナブルだし、今後はちょっと検討してみようかな。