探究する精神

大栗先生のブログを見て、本を出されると知り、買おうかなーと思っていたところ、図書館にあった。しかもそんなに待たずに借りれそう。というわけで、図書館で借りて読みました。

図書館で借りたので帯はついていませんでしたが、素敵な帯ですね。

民間企業の、しかも工学の研究者なので、大栗先生とは随分違う種類ではあるけど、一応「研究者」という肩書(?)で仕事をしているので、自分の研究に対する心構えなど振り返りながら読みました。毎日考えて考えて考えて、たまに進む。本当はこうやって沢山沢山じっくり考えないといけないのだろうけど、「何もやってないと思われちゃう」という邪念、色んな雑務を言い訳にサボっているな、と思いました。学生時代はやってたかなー。集中力が落ちているのかもしれない。もちろん、スピード感が全然違うので、じっくり考える時間も限られるのですが。意識してきちんととっていきたい。

子供の頃から、広範囲の沢山の本を読んでいて。たくさんの影響を受けたとのこと。先生が面白いと思った本から面白い部分を紹介してくださっているので…面白くないはずがない。読みたい本が沢山増えてしまいました。読書指南書として手元に置いておこうかしら。

  • 『ランダウ=リフシッツ理論物理 教程』第2巻「場の古典論」
  • リセの理系コースの生徒のために作られた哲学の教科書「哲学教程─リセの哲学」
  • 湯川秀樹の自伝「旅人」 

が読みたいなと思った本。ただ、場の古典論は敷居が高過ぎるかもしれない。ちょっと電磁気学を勉強し直そうと思っているので、その後に挑戦してみようかな。
哲学教程は絶版とのこと。となると益々読みたくなってしまう…気長に探そう。

「広範囲の本」てほんとに広範囲で、そして仕事/人生へ生かされてて、素敵だなと思いました。理系研究者にだって人文学必要だよね。哲学や心理学など人文学に興味が出てて、本読んだり授業受けたりしてる最近。それを肯定された気持ちになりました。なんか嬉しい。でももっと早くから哲学や歴史に興味もって勉強できてたらもっとよかったかな。

 

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