いい湯加減

長い長い殺人 (光文社文庫)久々に小説.そういえばお弁当持ってくようになってから小説読んでなかった.何の関係が?と思われそうですが,関係大有りです.学食でお昼食べてるときは,食事しながら(行儀悪い)小説を読み,食べ終わった後も20-30分本読んでから研究室戻ってたのです.それが今はお弁当なので自分の席で済んでしまう.で,お昼のお供は専らGoogle Readerやら,Tumblrです.で,小説読む時間がない,と.

で,お風呂で読むのです.まぁ前からだけど.

寒くないときは「熱いけど本読みたい…でももう熱いの限界,出よう」と強制的に本読むの打ち止めになってたんですが,冬だと「熱くてもうこれ以上入ってられない」という状態になる前にお湯が冷めていい湯加減になってしまう.いつまでも入ってられる感じ.そんで昨日は結局2時間近くもお湯につかって,読了してしまったのでした.
だって止まらないの,宮部さんの本面白過ぎて.

語り手がお財布なのです.目次をみると,刑事の財布,強請屋の財布,少年の財布,探偵の財布,…で最後は「再び、刑事の財布」です.章ごとに語り手が変わる形態はすごく好き.色んな角度からみれて楽しい.引っくり返って引っくり返って,目が放せません.ホント最後は一気に読んでしまった.
そんなに冊数読んでないけど,宮部みゆきさんももう好きな作家の1人になってる.まだそんなに読んでないだけに,まだいっぱい新しい作品を楽しめるわけで.楽しみだな.まだまだ新刊も出るし.次も宮部さんを読みたい気もしますが,再び小説じゃない本に戻ります.今年は小説以外の本も色々読みたい予定.

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