Adventures of a Curious Character

ご冗談でしょう、ファインマンさん〈下〉 (岩波現代文庫)急に寒くなりました.先週はずっと歩いて大学に行っていたのですが,さすがに雨が降ると40分も歩く気がしなくなる.今日は電車での登校.でも今週はずっと天気悪いみたい? 徒歩登校が普通になると朝歩けないのも寂しいものです.明日は小雨くらいなら歩いて行こうかしら.

や,今日も歩いてこうかと思ったんですが.読んでいた本がもうすぐ読み終わりそうだったので,電車でもいいかもと思ったのです.と言って,電車で行くことによる読書時間の増加は微々たるものですが.しかもこんなことを思った日に限って,タイミングよく電車がきて本読む時間はあんまりなかったりする.帰りは後輩に会ったし(会ったこと自体は嬉しいんですがね).
というわけで,結局読み終えたのは翌朝.(徹夜したんじゃなくてね)

上巻の最終章あたりからどんどん面白くなって,下巻の方が断然面白かったと感じました.音楽や絵など芸術の話は興味深いです.理系の人って何か芸術的な趣味を持ってる人が多いのは気のせいでしょうか.(小説に出てくる)探偵さんなんかもそうですね.ホームズがヴァイオリン弾くとか.ボロディンはお医者さんだし.他にも沢山例はあったはず.
あとは教育に関する話は学生として色々と釘を刺された思い.しかしやはり秀逸なのは最終章のカリフォルニア工科大卒業式の式辞でしょう.ひよっこ研究者の卵として,この章は定期的に読んでもいいんじゃないかと.もっと成長してから読んでもいいだろう.
軽過ぎるくらいの表現の日本語が,返ってとっつきにくかったのですが,ファインマンさんの人柄を表現するためでもあったんですね.素敵な素晴らしい人です.まだまだファインマンさんの本はあるから,他のも是非読もう.

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