日本近現代史

超速!最新日本近現代史の流れ―つかみにくい近現代を一気に攻略! (大学受験合格請負シリーズ―超速TACTICS)6月はなんと10冊でした。今までの倍くらい。半分はfebeなので「ながら読書」ができるようになったのが大きいか。あとは、昨月からの流れ込みで月初に1冊読了したこと、短い本(仕事は楽しいかね)が入ってること、なども地味に効いてる。
しかし友人は1週間に10冊読んでいるらしい…すごいなぁ。
量じゃない!とは思いますが、1週間に10冊読んだってまだまだ読みたい本は沢山あるように思います。

「febeで聴くなら図表の少ない本が良い」「自己啓発系が続いてしんどい」という理由から今回選んだのは近現代史の本。明治維新から平成の現代までです。図表がないのは良いですが、年号が沢山出てくるのでわけわからなくなるのと、漢字がわからないとわかりにくいという盲点がありました。でもとても面白かったです。

「アメリカの戦争責任」を読んだときに知った石原莞爾さんの話が結構出てきたのが良かったです。いつか知らべようと思ってそのままでしたので…。こんなに重要人物なのになんで教科書には出てこなかったんだろう? 私が覚えていないだけかしら。でも同時代の他の人物に比べて圧倒的に知名度は低いのは確かだと思う。
石原さんの色んなエピソードがすごい。東京裁判で一番の戦争犯罪者はトルーマンだと答えたという話だけでもすごいですが、他にもいろいろ。二・二六事件で反乱軍に銃口を向けられたとき

「俺を殺してどうする?俺以外に誰がアメリカ・ソビエトと戦う作戦を
立てられる?誰が米ソに勝てるんだ?」と答え誰も引き金を引けず、
それを見て石原莞爾は帰っていきました。

そして反乱軍鎮圧の指揮が石原さんに任せられたと聞いて、反乱軍の青年たちが自決を決意したとか、それを見越して石原さんが反乱軍に「そろそろ自決するころだろう」と棺桶を贈ったとか…。いろいろすごい。
勿論石原莞爾さん以外のエピソードもたくさん出てきて面白いです。

流れをわかりやすくするため文化史は一切省いたそう。なるほど。所々はしょってるところはもちろんありますが、明治維新からなんと2008年までを一冊で解説というのは、中高時代の教科書の近現代史に割かれているページ数を思えば、十分詳しい。聴いただけではすぐ忘れちゃうのでいつかもう1度読んでもいいな、と思った本でした。それともこのシリーズの他の本聴くのもありかな。

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