前に読んだ「超速!最新日本近現代史の流れ」と同じ著者の他のテーマの本。別に「政治外交を学びたい」と思って手に取ったわけではなく、単に「febeで安くなってたのがこの本だったから」聴いてみました。
こんな章構成。
まえがき 1章 琉球・沖縄史 2章 北海道・アイヌ史 3章 日露・日ソ関係史 4章 蝦夷・東北史 5章 日中関係史 PART 1 6章 日朝関係史 PART 1 7章 日朝関係史 PART 2 8章 日中関係史 PART 2 9章 貿易史 10章 条約改正史 11章 日米関係史 12章 政党史 13章 選挙法変遷史 14章 古代職制史 15章 中世職制史 16章 近世職制史 17章 近代職制史 18章 女帝史
…と、「まえがき」があるのに「あとがき」がないのですが、これは録音し忘れなのかしら…それとも元々ないのか? でも近現代史の方にはあったのに。しかも18章で終わるのですごくすごくキリが悪いです。どうなってるんだ。
「テーマを絞って流れをわかりやすくする」というポリシーの本なので、同じ時代が何度も繰り返し出てくる。横の繋がりは少し見えづらくなりますが、流れはわかりやすいです。これはもうどっちかしか選べないのでしょうがない。年表見ながら適宜前に出てきた内容を復習しながら勉強するのが良いのでしょうね。
政党史~職制史はあまり興味がないのでやっつけでした。女帝史(女性天皇の歴史)は今までほとんど聞いたことのない話で興味深かったです。推古天皇以外にもいらしたんですね…。
1-8章は知っておきたいけど正直あまりよくわかってないところで、とても勉強になりました。それぞれきちんと領土問題の話も解説されていて良かったです。疑いようなく日本の領土なのだな、と理解しましたが、ロシア、中国、韓国、台湾の教科書には違う説明が書かれているんだろうなぁ…。どう書かれているのか気になるところ。アメリカの教科書に原爆のことがどう書かれているかは「アメリカの戦争責任」に書かれていましたが、他の国のことも書かれている本がきっとあるはず。ちょっと探してみよう。(と言って探さないのが目に見えている)