楽しみに楽しみにしていた演奏会。
- ユーリ・テミルカーノフ&サンクトペテルブルグ・フィルハーモニー交響楽団 19:00play@サントリー
- チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.35 (Vn. 諏訪内晶子)
- ショスタコーヴィチ:交響曲第5番 ニ短調 op.47
[encore]エルガー:創作主題による変奏曲『エニグマ(謎)』から「ニムロッド」
まずはチャイコン。諏訪内さんの演奏を聴くのは2回目…ですが前回の記憶があまりなく…初めて聴く気持ちで聴きました。
まさに熱演でした。「諏訪内さんカッコイイ!」と何度思ったことか。多少のキズはありましたが、それくらいの勢いで弾いていたということ。まったく気にならない、むしろそれが良かった!と思ったくらい。
久し振りにサンクトペテルブルグフィルの音を聴いて「そうだよ、この音が好きなんだよ」としみじみ…嬉しくて泣きそうになるなど。
そう、カデンツァで高音で旋律が終わると、その音がホールに響いて…うっとり。
もうこの1曲で帰ってもいいくらいの満足感でした。もちろん、帰ったりはしませんが。
メインはショス5。
Hrを始めとした金管の迫力がたまりません。P席だから音が去っていくかと思いきや、ちょうどHrのベルの後ろ方向の席だったのでばっちりでした。もちろんTpは向こう向いてたけど、音が遠のいてく感じはなかったな。さすがサントリー。
チャイコンもですが、フルートとファゴットが素敵でした。フルートは太く豊かな魅力的な音。音楽的なブレス。がばっと吸っても音楽的なら気にならないのだな、と実感。ファゴットはとても迫力のある音…こんなに音量出る楽器だったのか、と思いました。
あっという間の2時間。
3日後のレニングラードへの期待は高まるばかり。