Learn or Die

タイトルからして素敵。
PFNの理念や歴史が語られているけど、ただただ、素晴しい会社。この本はリクルート用の本なのか?と思うくらい。

「絶対にできる」とわかっていることは、やらないでほしい。それは我々でなくても実現できるからだ。できない可能性が9割あってもいい。我々でなければ実現できないこと、できるかどうかわからないことをやってほしい。

「絶対にできる」ことは他社でもできるし、馬力のある会社に先を越されてしまう。自分たちにしかできないことならその心配はない。この前に「失敗するくらい難しいことをやってほしい」とも書かれていて、そう言い切るトップがいるのは頼もしいなと感じる。「実用化できるの?」とか「前回の○○はこれだけ損失が出て…」とかばっかり言われると、「必ず売上に貢献しなければならない」と追い詰められた気持ちになってしまう。(たまにニュースで聞く不正はこういうプレッシャーの結果じゃないかという気がする)

我々にとって最も重要なことは、自分たちが蓄積できる技術を最大化することだ。お金は、その手段に過ぎない

こういうのって大学や研究機関がやることで、民間の会社ではできないと思ってました。そんなことないんだ、って思えた。個人としてはこういうマインドでいたい。つまり「たくさん稼ぐ」ことよりも「たくさん学ぶ」「たくさん技術を蓄積する」「知的好奇心、探究心を大事にする」ことを大事にしたい。そういうことを自覚できたのが良かった。自分がどういう環境で、どういう風に働きたいのか、考えるきっかけになりました。もう少しよく考えてみよう。

ロボット業界の話は全然知らなかったので、それも面白かった。

アクチュエータは駆動までの時間がかかる。制御周期は数ミリ秒とされているが、その時間単位でリアルタイムにGPUと繫げて情報処理できるかというと、そんなことはできない。

こういう実時間との戦いになる世界も面白そう。

産業用ロボットや製造業は伝統的な業界で、機械学習を入れていくのは文化的にもハードルがある。

これはすごくすごく意外だった。機械学習がいかにも生きそうな分野なのに。読み進めると、

ロボット業界にはもともと最適制御などの技術が確立されていて、独自に進化しているからだ。

とあって、納得した。日本でキャッシュレス決済が広まらない理由と同じか。

 

 

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