マグリット展→ショス8

大好きな午後半休。帰宅して昼食の後、まずは1時間ほど楽器を吹く。明日本番だからとった午後半休ですから。楽器吹くの短めで切り上げて走りに行こうかとも思ったのですが、あまり楽器吹く時間短くすると何のために休んだのかわからなくなるので潔く(?)諦めました。

夕方からお出掛け。マグリット展@国立新美術館へ。昨秋だったか妹と会ったときに「お姉ちゃんマグリット好きだったよね。今度マグリット展あるよ」と言われたのですが、私そんなこと言った記憶ない…っていうかマグリットって誰だっけ?とぐぐったくらいです(私が好きな画家って言ったらレジェくらいのはず…)。でも確かに観たことあるし、好きだなと思って。行きたいと思っていたのです。美術館は昨年の春に海外出張ついでに行ったゴッホ美術館以来。
思いの外盛り沢山で、途中で疲れてしまったくらい。マグリットの絵はとっても哲学的で考え込むとあっという間に時間を使ってしまう。でも非常に面白いです。印象派の絵も好きですが、それらとはまた違った楽しみ方ですね。何枚かの絵にはマグリット自身のその絵に対する言葉もあって、それをあわせて読むとまた面白い。絵に解説なんて邪道かもしれないけど、できたら全ての絵にマグリットの言葉があったら良かったのにと思いました。戦時中に描いた印象派風の絵も素敵でした(ルノワールの時代)。賛否両論だったのも納得ですが「不思議の国のアリス」とか素敵だなぁ、と。
目一杯楽しんでしっかり公式図録も買ってしまいました。これでまた家で楽しめる。

そのまま歩いてサントリーホールへ。

2夜連続ショスタコーヴィチです。

  • アレクサンドル・ラザレフ&日本フィルハーモニー交響楽団 19:00play@サントリー
    • ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番 (Vn. 堀米ゆず子)
    • ショスタコーヴィチ:交響曲第8番

ブルッフ寝ちゃいそうだからコーヒー飲んでおこうと思っていたのに飲み忘れたことにホール入ってから気付いたのもの、とき既に遅し。案の定ほとんど寝てしまいました…。昨晩から眠気がひどいです。うーん、眠い期到来か?にしては早い。けどそうでないと説明つかないくらいの眠気。
でも今日はショス8のために来たのだから、Vnコンで寝てしまったからって気にしません。これまで聴いてきたこのコンビのショスタコーヴィチからして、もう期待するしかないショス8。Tbの藤原さんがいないのが残念でしたが、なんとHrに日橋さんが!昨日読響にいなかったのは今日の日本フィルのためだろうか??始まる前からテンション上がってしまいます。最初から最後まで素晴らしい演奏でした。2夜連続となるとどうしても昨日の読響と比べてしまいますが、断然今夜が良かったですね(好みの問題かもしれないけど)。弦と金管は日本フィルのが断然迫力あって良い。
ただフルート、ピッコロだけは好みでなく(木管後列も実はあんまり…)。力まかせのピッコロは雰囲気合うのかもしれないけど、好きになれません。最高音域の音がかすれちゃうのは残念です。ショス8のフルートとピッコロは難しいのかなぁ。とても大変そうでした。と思ってしまう演奏だった。
そして何より残念だったのは最後の最後、咳こんだお客さんがいたせいで、静寂を全く楽しめなかったこと。楽器の余韻がほとんど聴こえなくなってもまだ指揮棒を振ってるラザレフさんが心の底から可哀想だった。「まだ曲が終わってないから振ってる」という意識なのか「棒を振っていればフライング拍手する人もいないはず」という策略なのかはわかりませんが、どっちにしても。残念でならなかった。
終演後はラザレフさんのアフタートーク。とってもとっても楽しくて、ショスタコーヴィチ・チクルスの続きが楽しみになりました。来季からは日本フィルの定期会員やめちゃいますが、ラザレフさんの演奏会だけはちゃんと行く予定です。わくわく。

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