スカイ・クロラのような

ヴォイド・シェイパ昨日読み終えた本。またしても電子書籍。購入が楽ちんなんですよねぇ。800円高いよーと思ったが、この本まだ文庫版出てなくて、ハードカバー1890円。それが800円で読めると思えばまぁ良いかという気もした。文庫は同じくらいだろうから、文庫出てると損した感があるのかもしれない。とはいえ、紙より優れてる点も多いので、文庫と同じ値段でも悪くないかもしれない。

森博嗣さんの本を最近読んでないと気付き、森さんの本のタイトルを眺めていたところ、聞き覚えの無いタイトルがあったので粗筋も読まずに購入。そしたら何とお侍さんの話でもうびっくり。というのは一昨日書いた通り。どっかのレビューに「武士版スカイ・クロラ」と書いてる人がいましたが、そんな感じ。非常に好みです。大当り。続編があるらしく今から楽しみです。そういえば引退前にもう1つシリーズを書くと言っていた気がするけど、それがこれか。

言葉だけの理屈では充分に処理できるものではない、と感じる。
それを言葉で片づけた結果、このように捩れてしまうのではないか、とも思えた。

とか

人間は生きているかぎり、別人になれる。
生きている人間に価値があるのではない。その変化にこそ、価値があるのだ。
死んだ者は、もう変わらない。土に戻る道しかない。

とか、思わず書き留めてしまう。これは何度も読みたい本です。文庫版が出たら買おうかなぁ。電子書籍はぱらぱら眺めるのには向かないんだもの。あとLISMOはカキコミや付箋も使えないのがちょっと不便。

話が脱線してしまった。
言葉だけで処理できないって開き直ってはいけないと思うけど(できる限り正確に伝わるように努力すべきと思うけど)、でも捩れてしまうことは常に忘れてはいけないよね。聞き手も話し手も。いろいろいっぱい考えてしまう話で電車で読むには勿体無い。家や喫茶店で(?!)ゆっくり読みたい本です。また読もう。

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