クレィドゥ・ザ・スカイ

クレィドゥ・ザ・スカイ (中公文庫 も 25-7)

この飛行機の、この美しさを見ろ。
この翼を見ろ。
これに比べたら、すべてが醜い。
愛なんて、錆のようなものだ。
それが綺麗な営みだと、錆が思い込んでいるだけ。

本当は全部引用したいくらい.少し飛ぶけどもう少しだけ.

悲しくないのに、泣いている。
たぶん、この美しさのせいだ。
美しさに涙が出る。

260-264頁のこの辺りのシーンは泣きそうになってしまった.彼らにとっての空が,飛行機が,私にとっての音楽のような気がして,そう気付いたら彼らに親近感を感じた.
最高の音楽を最高のホールで聴いて,その曲が終わった瞬間に死ねたらどんなに素敵だろう.空の上で死ねたらという僕の言葉を見て思った.

美しいといえば,今宵の月はとてもキレイでした.泣きそうになるくらいキレイな月てありますよね.まぁ,そのときの心境にも左右されるのでしょうけど.

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