炎のベートーヴェン

2007年最後の演奏会は華々しくベートーヴェン全曲を聴きに行って参りました.

  • ベートーヴェンは凄い!全交響曲連続演奏会2007@東京文化会館 14:00play
    • 指揮:小林研一郎
    • 管弦楽:イワキオーケストラ

3年前は15時半開演だったので朝はゆっくり…と思いきや,今年は14時開演で知ったときはちょっと慌てました.3年前とは休憩の入れ方が変わってるようです.今年は,

  1. 1,2番
  2. 休憩30分
  3. 3番
  4. 企画者と出演者の話15分,休憩15分
  5. 4番
  6. 休憩90分
  7. 5,6番
  8. 休憩30分
  9. 7,8番
  10. 企画者とコンマスの話15分,休憩45分
  11. 9番

となっていました.終演予定は24:40(実際には24:50くらいだったかな).
3年前との違いは「N響メンバーたちによる管弦楽団」から「イワキオーケストラ」に変わっていたことでしょうか.これは2年前からみたいですが,メンバーのN響団員割合が減ったからとか? 実際3年前と比較して,N響以外の在京プロオケの人が随分増えたようです.フルートが神田さんじゃなくなってました.でも読響の一戸さんの音も割と好きなので良いか.

前回はオール明けという最悪のコンディションで行ったのですが,今年はオールを免れたので助かりました.1,2番以外はちゃんと聴けました.1,2番は昼食に満足し過ぎて駄目だったようです.ただ9番はもう時間も時間で私の体力の限界であんまりちゃんと聴けず…次回は前日早く寝て,朝は目覚しかけずに寝れるだけ寝る勢いで体力温存してこうかと思います.

曲数が曲数なので,超掻い摘んで感想を述べます.
どれもこれも熱い演奏で「まだ3番なのにこんなに飛ばして大丈夫なのか…?」とか正直思いました.ホルンが凄い.ティンパニも凄い.特に良かったのは5番7番.ベタですみません.でもこの2曲は泣いてしまいました.というわけで,2007年泣き収めは7番.
9番ももちろん良かったが,私の体力がね…そんな風に聴いた中でも印象に残ったのはバリトンの青戸知さん.こんなバリトンソロは聴いたことない(視聴回数が少ないのかしら).聴き惚れました.あと合唱の武蔵野合唱団も良かった.
ピッコロが甲斐さんで良かった.フィナーレ聴くとピッコロ吹きたくなるのはいつものこと.

そう,一戸さんも言っていましたが,ベートーヴェンの交響曲はフルートが気持ち良く吹けるように書かれている.楽しくてたまらないんですよ,1st.聴いてたら楽器が吹きたくなってきた.マーラーとかショスタコーヴィチは聴いても全然吹きたくならないのですが,ベートーヴェンはどの曲聴いても吹きたくなる.特に3番.あと4番7番8番とか.

最後の最後は拍手大喝采.コバケンさんが話してるの聴いてたら泣けてきました.2007年最後,そして2008年最初に相応しい素晴しい演奏会でした.大満足です.
そういえばマエストロは全曲暗譜で振ってました.凄い.

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