失敗学

トヨタの失敗学 「ミス」を「成果」に変える仕事術と銘打たれた本って今までに何冊か読んだし、トヨタのエピソードって色んなところで聞くので、目新しい話はそんなにらありませんでした…が、その復習みたいな感じでまぁ楽しめました。さらさらっと読めちゃう本。
目次はこんな感じ。

  1. トヨタの改善は「失敗」から始まる
  2. 失敗を「視える化」する
  3. 失敗を「成功」に変えるワザ
  4. 失敗を活かすコミュニケーション
  5. 失敗こそが想像を産む

失敗を恐れない環境とかはまぁよく聞く話ですが、「ほう」と思ったのは「余裕がありすぎると問題が見えなくなる」という話で、

なぜ、問題がすぐに顕在化するかというと、トヨタは「ジャスト・イン・タイム」という生産方式を導入しているからです。
これは「必要なものを、必要なときに、必要なだけつくる」という考え方で、現場でさまざまなムダを排除しています。在庫や人員など、必要以上の余裕をもたないため、問題が発生するとフローが滞ってラインがとまってしまう。だから、問題が顕在化しやすいのです。
「ヒト・モノ・カネ・時間」が必要以上にあると、問題が顕在化しにくくなります。少々困ったことがあっても、人海戦術や物量作戦でなんとかなってしまうからです。

うーん、なるほど。もちろん「ヒト・モノ・カネ・時間」が必要量ないともっと駄目なんでしょうけど。いい塩梅が大事、ということかな。

あと私はまだ部下をもつ立場にないけど、これはちゃんと心に留めておこうと思ったのがこれ。

時間はかかりますが、相手の話をじっくり聞くことで、ミスをしない部下を育てることができます。相手に心を開いてもらうことが、ミスを防ぐ近道になるのです。

まぁ、部下に限らず、ですね。外注さんとか、同僚とか、仕事を頼む相手に対しては皆同じことなのかも。
逆に言ったら、上司にある程度心を開くのも大事なことなのかもしれない。
私は「必要以上に話さない人」なので、もっともっと、コミュニケーションとった方がいいんだろうなぁ。(よく上司に言われる)

製品を作る仕事ではないので直接応用できる話はそんなにないし、冒頭に書いたように「目新しい話」は多くはないけど、学ぶことはそれなりにあったかな。

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