心配学

心配学 「本当の確率」となぜずれる? (光文社新書)試験が終わってしばらくのんびりしてますが、勉強してないと妙な不安に襲われる…。私こんなことしてていいのかしら、みたいな。読書再開して読んだ本がこの本ですが、これが軽めの本ということも不安に拍車をかけてる。勉強したいことはたくさんあったはずなので、ちょっと棚卸ししよう。

この本はしばらく前に図書館で1ヶ月前くらいに一度予約して、11月末あたりに一度順番がまわってきたのですが、なんと図書館からのメールが迷惑メールに振り分けられてしまい、気付いたら受取期限間近になってて借りれず…再度予約入れ直してやっと借りれたのでした。
内容的にはそんなに目新しいことはありませんが「うんうん、そうだよね」とひたすら頷ける内容。わからないから不安になるとか、科学者の厳密な言い方(「可能性はある」とか「絶対とは言えない」とか言い切らないとか)が一般人の不安を誘うとか。「こうやるとざっくりした確率を計算できるから、リスクを比較できます(安心できる)」といったことがかなり具体的に書かれていて、定量的な考え方に馴染のない人(所謂文系の人)には良い本なのではないかと思いました。「病気の「数字」のウソを見抜く」とコンセプトは似てますが、こっちは対象を病気に限ってないところが違う、かな。

あと「何故心配になるのか」という心理学的な話が入ってるのが楽しめました。「わからない」から心配・不安になるのであって、危険であるか、そうでないか、がはっきりすれば不安ではなくなる、と。だからきちんとリスクを見積りましょう、という話。
それはそうだし、私は割と理系人間なので確率論的に定量的に考える人だと思っていますが、それでも例えば「0.1%もない」という数字が出てきても、やっぱりゼロにはならないから不安なときは不安になっちゃいますよね。
それでも何も数字がないよりはずっと不安の度合いは下がるからそれでいいんでしょうけど。
そして不安になっても、どこか楽天家な私は「不安に思ってもしょうがない」と割り切ってしまう。まぁこうやって割り切れるのも低い確率が出てるからなのかもしれないですが。

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