待ちに待った!パーヴォさんDKBの演奏会。先週のマリス・ヤンソンスさんBRSOと並んで大好きな組合せ。
- パーヴォ・ヤルヴィ&ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団 19:00play@オペラシティ
- ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲
- ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.61 (Vn. 樫本大進)
- シューマン:交響曲第3番 変ホ長調 Op.97「ライン」
[encore] ブラームス:ハンガリー舞曲第1番、第3番
もう素晴らしいの一言。
ハイバリは前回来日したときのブラームスチクルスでも演奏されてますが、ハイバリの回だけ行かなかったので初。当時はハイバリ好きじゃなかったので…でも、半年ちょっと前に自分で吹いて好きな曲になりました。こういうタイミングで聴きに行けたのは良かった。
ダイナミクスもハーモニーも「これぞDKB」で期待通り。フルートトップは総銀、ピッコロはローズウッド。総銀の音色がやっぱり好き。ピッコロも弱音まで綺麗で素晴らしかった。あんな綺麗な弱音が吹きたいものです。
ベートーヴェンは1週間前に聴いたばかり。どうしてもギル・シャハムさんと比べてしまいます。ヴァイオリンのことはよくわからないけど、やっぱりギル・シャハムさんの方が上手。でも樫本さんは華がある弾き方(派手?)で、ライヴで聴いてるとぐいぐい引き込まれる。どっちも良いとは思いますが、ギル・シャハムさんの方が好きかなぁ。
オーボエ、フルートは1stと2ndがハイバリとは入れ替わってました。こんなのありなのか。
メインのライン。
彼らのラインのCDは持っているのですが…今日の演奏の方が遥かに迫力あったし、興奮する演奏でした。ほんとに同じ演奏者?ってくらい。今日の演奏聴いてCD聴いたらがっかりしちゃいそう。ライヴと録音でこんなにも変わるものなのか。
シューマンてみんなで同じことばっか吹いててつまらないってイメージでしたが、管楽器もこれくらい…弦楽器のtuttiに対抗できるくらいがんがん吹いたら楽しいのかもしれない(吹きっぱなしだから疲れるけど)。弦がフォルテなのに普通にファゴットが聞こえてきてびっくりしました…。
2楽章は弦がとにかく美しくて思わず涙。
…以下省略。
短めの曲ではあるけど、それ以上に短く感じた。本当にあっという間に終わってしまった。
パーヴォさんがN響振りに頻繁に来てくれるのはとっても嬉しいけど、やっぱりDKBとの演奏の方がずっといい。今回の来日公演は他にもあったわけで…もっと聴きに行けば良かったかな。でもまぁ次に取っておこう。