MAKERS

MAKERS―21世紀の産業革命が始まるフリーもロングテールもまだ読んでないのですが、この本がfebeで安くなってたので読んでみました。
期待通りの面白さ! ラズパイやArduinoで遊びたくなっちゃいます。そういえばArduinoは随分前に衝動買ったのですが、Lチカだけ確認してそれっきり。これを機にまた遊んでみようかしら。一応電気系出身なんだから、はんだごてくらい使えるようになっておきたい (使ったことないわけではないけど自信はない)。

クラウドファンディングなどのコミュニティや、手頃に使えるようになってきてるロボティクスの強力なこと。本当に「アイディアがある人なら誰でも商品を作って売れることができる時代」になってきたのだなぁ、としみじみ。
素晴しい商品を思いついても需要があるかわからない。「ある」と確信できても、先に商品を作らないとお金は入ってこないから一度は借金をしないといけない。そんな問題がクラウンドファンディングでは一挙に解決する、と。今更ながら凄いことなんですね。

こういうプロジェクトって、やっぱりフットワークが軽い。だから動きの遅い大企業になんて簡単に勝ててしまう。そりゃそうだよね。
こんな時代、大企業はどういう仕事をやっていくべきなんだろう? 個人でできちゃうような仕事を大企業がやってはいけないのではないかなと思いました。結構そういう例は散見されるけど。

やりたくてやってる技術者たちは報酬なしで力を貸してくれるからコストが安い、という話が出てきて。
でもそれって彼らが企業でも働いてて企業からお金もらってるからなんですよね。だから企業は企業で大組織だからこそできる仕事ってのをやってかないといけないんだろうと思う。まぁ、スタートアップから成長して大企業になる例も数多くあるわけだけど。

この変化の速い時代はとても刺激的で楽しいけど、その中で自分も稼がないといけないわけで…ちゃんと生き抜くにはきちんと技術なり、能力なり、つけておかないといけないなぁ、などとも思ったのでした。
仕事で取り組んでる課題が楽しいから頑張ってやる、というだけじゃだめなんだろうな。
仕事も勉強も「楽しい」「面白い」だけを追い求めてれば能力はあとから付いてくる…ってほど人生甘くはないよなぁ。そういう人生が理想ではあるけど。

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