not timely

仕事は楽しいかね?少し前まで仕事つまらなくなっていたのですが、最近また仕事が楽しくなりつつあるので、あまりタイムリーでなくなってしまいましたが、さくっとこんな本を読んでみました。

febeで聴いたのを「読む」と書くのはやっぱり変な感じ…。
3月に有料会員に登録してなんだかんだでもう13冊目ですが、BGMがある本というのは初めてでした。(「7つの習慣」には章の区切りがやけにゴージャスな効果音入ってましたが)
物語風だから? 吹雪の音や紙めくる音なんか入ってるのは臨場感あって良い感じですが、ただクラシックがBGMで流れると「あ、目覚めよと呼ぶ声あり、だ」とか余計なこと考えちゃって、気が散って良くありません。著作権的に使いやすいのでしょうけど…。BGM切れたら良いのに、なんて思いました。

さまざまな偉人のエピソードが出てきますが、やはり心に残ったのはランパル先生の言葉。

努力に努力を重ねて、コンサートである曲を完璧に演奏できたとします。
そうすると、私はまた努力に努力を重ねて、翌日のコンサートでは
さらに素晴らしい演奏をするんです。

「いつ、どんなときでも同じ演奏を再現する完璧さ」もプロには求められるのでしょうが、それとはまた違う話。同じ演奏しようと思ったらできるのでしょうけど、そういう風にはしません、てことですよね。ランパル先生のこの言葉の前には公開レッスンの話も出てました。色んな生徒が演奏するけど、どの生徒に対しても「こんな演奏はどうだろう」と違った解釈を示すのだそうです。そういえば、いつか誰かの公開レッスンに行ったときも先生が「私は何度もバッハのこの曲を吹いたけど、一度だって同じように演奏したことがありません」と話してました。
向上心とはまた違うような気がする。「向上心」て言うと「上」という字が入ってるから方向決まってるように感じるので…。

有名な本のようで、あらすじは色んな人が書いてるので省略。
とてもとてもざっくり言うと、ビジネス書に書いてあるようなことだけやってたら、皆と同じにしかなれない。皆より成功したいのなら、違うことしないと駄目だよ、という話でした。(ざっくりし過ぎ)
失敗こそチャンス、とかね。失敗は捉え方次第で失敗ではなくなる、と。

まぁ良い本だったと思いますが、自己啓発系の本が続くとつらい。次聴くのは違うジャンルの本にしよ…。

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