ナッセン都響:展覧会の絵

少し久し振りの東京文化会館。会社帰りに行くときは品川で上野東京ラインに乗り換えるのですが、毎回どこのホーム行けば良いのか迷ってしまいます。毎回同じ時刻の電車なので同じホームのはずなのですが、月1度行くかどうかなので忘れてしまう…。

  • オリヴァー・ナッセン&東京都交響楽団 19:00play@東京文化会館
    • ミャスコフスキー:交響曲第10番 へ短調 op.30
    • ナッセン:ヴァイオリン協奏曲 op.30 (2002) -Vn.リーラ・ジョセフォウィッツ
      [encore]エサ=ペッカ・サロネン:Lachen verlernt 学ばざる笑い (2002)
    • ムソルグスキー(ストコフスキー編曲):組曲《展覧会の絵》

かろうじてラヴェル編曲とオリジナルの「展覧会の絵」を聴いたことがあるだけで、3曲とも初めて聴く曲。ミャスコフスキとナッセンの曲は他の曲を含めても1曲も聴いたことがない、となると結構警戒してしまうのですが、というか寝てしまうのではないかと不安になってしまうのですが、直前のコーヒーのお陰かしっかり全曲楽しめました。

ミャスコフスキは短い交響曲ですが「青銅の騎士」に沿って作られているそうで交響詩っぽいですね。情景が目に浮かんでくるような曲でとても楽しめました。バスクラとコンファゴがかっこ良い。
そしてナッセンの協奏曲はソリストのジョセフォウィッツさんがめちゃくちゃかっこ良い。パンツスーツ姿が素敵です。第1楽章のレシタティーヴの何かを訴えているように聴こえるVnソロ、オケに挑んでいく身振りが迫力ありました…。どちらの曲も楽しめましたが、「良い曲だ」と思えるところまではいけません。現代曲は難しい。(ミャスコフスキは現代と言って良いのかな)

メインの展覧会の絵。
解説にラヴェル版、オリジナル版との違いが説明されていて、とても楽しめました。ラヴェル版もオリジナル版も知ってるのだから、違いの解説なんていらないような気もするけど、予めこんな解説読むと聴くのが楽しみになります。前半は色んな旋律を違う楽器が担当しているものの、雰囲気は記憶の通りでさほど違和感はない。古城のアングレソロなんか素敵ですね。
ただビドロあたりから先は大編成の迫力を全面に出した曲も多く、どんどん記憶のイメージからかけ離れてって…「あれ?こんな曲だったっけ?」と思うことがしばしば。驚きの連続でした。特にビドロのテンポが倍だったのは衝撃的だった。なんかショスタコーヴィチを聴いているような、そんな気分になってくる。
編曲によってこんなに変わるなんて。前々からラヴェル以外の編曲も聴いてみたいと思っていたのに、今日まで他の編曲聴かずにきてしまいましたが、これは是非他の編曲も聴かねば、と思ったのでした。そういうCDあったりしないかなぁ。

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