今更だけど

知ろうとすること。 (新潮文庫)東日本大震災後から早野先生のtwitterはフォローしていたので、この本は出たときから読んでみようかなぁと思っていたのですが、そのまますっかり忘れてて。先日ふと思い出して図書館で予約。たぶん出たての頃だと結構予約待ちしないといけなかったのでしょうけど、もう2年以上経ってますので…すぐ借りれました。
薄い文庫本なのであっという間に読み終えちゃいます。

生粋の研究者の早野先生と、所謂文系な糸井さんの対談。
どちらかというと私の思考回路は早野先生よりだけど、感情的に行動するところも意外と(?)多い。糸井さんはそういう行動をうまく説明してくれていて、「あるある」とか「なるほど」とか思ったところも数多くありました。
例えば、本屋さんで本買うとき、折れたりしてなくてもつい2冊目取っちゃうよねって話で、

「2冊目の週刊誌を取る」という行動こそが、知らず知らずに風評被害みたいなことにつながってるのかもしれない。だってそれって、福島産と福島産じゃない野菜があったときに、「科学的には福島産でも大丈夫なんだろうけど、まぁ、違う方を買っておこう 」という行動と、すごく似てると思うんですよ。

だから、そういう、風評被害とか、差別につながりそうなことを、自分もやらかしそうだという自覚をしっかり持ったうえで、できれば大切な判断の時には「汚れてないなら一番上の本を買う」という行動を取りたい、と思うわけです。

とか。あぁ、なるほどなぁ、と。「自分でもやらかしそうだという自覚をしっかり持ったうえで」というの、大事ですね。自覚。

あと、子供の放射線量を測るためのベビースキャンの話。「子どもが怖がらないで中に入れて、さらに4分間じっとしていられて、そばで見ているお母さんも安心で、って考えると、やっぱり優秀な工業デザイナーが必要」と早野先生が言っていて。私はつい「機能を満たせばデザインなんて、UIなんて」って思ってしまう人間だけど、「安心するための機械」なんだから「見た目も安心」できないと駄目なんですね。はっとしたのでした。

早野先生の言葉からは「科学コミュニケーションの重要性、難しさ」を、
糸井さんの言葉からは「受け取り方は人それぞれという難しさ、報道の特性」を、感じました。
あと、科学的なリテラシーが大事ってこと。
所謂理系な人は割と備わっていると思うのですが、数学理科嫌いな人たちもリテラシーは身に付けていないと大変ですよね(これ自体は理系得意とか関係ないし)。でも学校でやると「数学」「理科」を感じた時点で拒否したくなっちゃうんだろうな。そういう拒否感情が身に付いてしまう前から基本的な考え方を身に付けておくことが大事なんだろうなぁ。よくわからないけど。

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