井上道義&大フィル:ショスタコーヴィチ

先週末のパーヴォさん&N響のショスタコは今日の演奏会への序章な気持ちでした、実は。

  • 井上道義&大阪フィルハーモニー交響楽団 19:00play@芸劇
    • ショスタコーヴィチ:交響曲第11番 ト短調 「1905年」 作品103
    • ショスタコーヴィチ:交響曲第12番 ニ短調 「1917年」 作品112

なんと完売だそうで。でも招待券がいっぱい撒かれていたという話も聞こえてきたり。まぁスポンサーいないと成り立たない業界なので招待券でも席が埋まるのはある程度仕方ないかなとは思いますが、当日券に並んでる人とか(キャンセル待ち的なもの?)、聴きに来たかったけど完売で諦めた人とかいるのを思うと、にわかファンですらない人が席陣取って、しかも寝てたりしてるともうやり切れない気持ちになります。

ショスタコーヴィチの交響曲の中でも一番好きなのが11番。この曲が先なので何が何でも定時退勤しないといけないのですが、1週間前に今日の夕刻に打合せが入り一週間ずっと冷や冷や。状況によっては年休取ろうかと思ってたくらい。幸い打ち合わせは定時30分前に終わりました。良かった…。

さて演奏は…期待通り。やっぱり井上さんのショスタコは良いです。
3rd Tpがちょっと残念だったり、周囲に寝てる人があまりに多かったりしましたが(隣のおじさんなんか曲始まった瞬間からずっと寝てたし…)、素晴らしい演奏でした。ゆっくりめのテンポで慎重に始まりましたが、銃撃シーンは一気に音量上がってすごい迫力。そしてその後の弦の静寂がたまりません。この雰囲気こそ生演奏ならでは。たっぷり堪能しました。
しかしショスタコーヴィチの交響曲を2曲吹くというのは大変なことなんですね。12番は金管の結構疲れが見えました。木管もアダージョで乱れがあり、雰囲気が良いところなだけに勿体なかった…。プログラムを見たときは「なんで11番がメインじゃないんだろう」と思いましたが、先に11番で良かったなと感じてしまいました。12番も良い演奏でしたが。

『ショスタコーヴィチ交響曲全集 at 日比谷公会堂』BOXが発売となっていたので買おうと思っていたのですが手持ちが足らず断念。まぁこれは後日。

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