数学者たちの楽園: 「ザ・シンプソンズ」を作った天才たちサイモン・シンさんの新刊が出たと聞いて図書館で予約。どうも入荷待ち状態だったようで、ぴかぴかの本を借りてしまいました。こんなにぴかぴかだと扱いづらい…。でもサイモン・シンさんの本なんてあっという間に大量予約が入ってしまうだろうから、良いタイミングで予約できたと思う。実際いま確認したら30件以上予約が入ってました。

シンプソンズといえば、小さい頃WOWOWで放送していたのを観たことがあったような。だから絵はとても馴染みがあります。でも小さい頃だったし、ちゃんと観ていたという記憶はない。もしかしたらちゃんと観たことはないかもしれない。
実は脚本家は数学オタクばかりだそうで…様々な数学ネタが仕込まれているそうです。そんな数々の数学ネタの紹介。
シンプソンズ観てないからどうかな、と思いましたが、沢山の数学雑学とっても楽しめました。

例えば、フェルマーの最終定理の近似解。

398712+436512=447212
10桁電卓を叩くと合う。0.000000002%だけ左辺が大きい。

こんな式が出てきたら確かにびっくりします。しかも電卓叩くと合っちゃうなんて!すごい。

そして、オイラーの導いたπのとても美しい式

π4/90 = 1/14 + 1/24 + 1/44 + ...

とか。
他にも完全数にまつわる様々な謎(有限個しかないことは未証明など)とか、
ビルゲイツさんの書いた論文の話とか(パンケーキ数)、
Googleという名前の由来とか。
こんなに沢山のネタが仕込まれているなんて!

そうそう、

科学者はいろいろな問題を抱えた不完全な現実に対応しなければならないのに
対し、数学者は、理想化された抽象世界の中で仕事をしているということだ。
数学者はジーンと同じく、扱う対象をコントロールしたいという深い願望を
少なからず持っているのに対し、科学者は、現実世界を相手に奮闘することを
楽しんでいるようなところがある。

なんて記述があって(ジーンは脚本家の一人)。
まさにそうだなぁ、と思ったのでした。たまに「数学科の方が向いていたのでは?」と思うときあったけど、これ読むと、やっぱり私は科学好きの属性のよう。「現実世界を相手に奮闘することを楽しんでいるようなところがある」ってまさに、まさに。

それと。
かつては女性に勉強なんて不要!という時代があって、女性であることを隠して数学を勉強した女性(ソフィ・ジェルマン)がいたなんて話が出てきて、今の時代に生まれて良かったと心から思いました。
ソフィさんくらい数学への情熱と才能がないと数学の勉強なんてできなかったわけで…「特別得意とは言えないけど数学好き」という程度の私が数学や物理を興味の範囲で楽しめるのは今の時代だからこそと思うのです。

読んでる間から予期してましたが、やはり読み終えたらシンプソンズとフューチュラマ、観たくなっちゃいました。まぁ私がニヤリとできるネタはそう多くはないとは思いますが…それでも興味持っちゃいます。YouTubeで観てみようかな。

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