なんという危険なワード…。現代曲苦手の私がこんな演奏会聴きに行くことになろうとは。定期会員だとこういうこともままあるわけです。
- ハンヌ・リントゥ&東京都交響楽団 19:00play@サントリー
- シベリウス:交響詩《夜の騎行と日の出》op.55
- ルトスワフスキ:チェロ協奏曲 (1970) ──Vc. ピーター・ウィスペルウェイ
[encore] J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第2番からサラバンド - 一柳 慧:交響曲第9番 (都響委嘱作品・世界初演)
安心して聴けるのシベリウスだけですよ…そのシベリウス、素晴しい演奏でした。なんか映画音楽みたい。ぼんやり騎士が馬に乗って駆けて、日の出に心を奪われるのを想像してました。
2曲目のルトスワフスキのチェロコン。これはたぶん普通に聴いたら耐えられなかったのでは?と思うのですが、プログラムノートには「ここではチェロが作曲家、金管がナチスや共産党、木管や弦や打楽器は日和見派」とあり、曲の進行も「独奏は金管に呼び止められる。権力による制止だ」などと順を追って解説されていて。それ読んで聴いたらとっても楽しめました。なによりウィスペルウェイさんのチェロが素晴しく、そして都響の演奏も素晴しかったのも楽しめた一因。良い経験でした。
さて問題(?)の世界初演…意外と聴きやすいかも?と思ったのも束ぬ間、気付いたら寝てましたね…作曲家の一柳さんもいらしてたのに申し訳ない。