近現代曲嫌いなのに買ってしまった都響年間券。今日はオネゲル、バルトーク、ストラヴィンスキーと苦手曲揃い。
- ヤクブ・フルシャ&東京都交響楽団 19:00play@サントリー
- オネゲル:交響的楽章第1番《パシフィック231》
- バルトーク:ピアノ協奏曲第3番 Sz.119 (pf. ピョートル・アンデルシェフスキ)
[encore]バルトーク:3つのハンガリー民謡
J.S.バッハ:フランス組曲第5番 サラバンド - ストラヴィンスキー:バレエ音楽《春の祭典》
バルトークと春祭は昨日YouTubeで聴いて「あぁ、これなら楽しめる…かも」と思っていたのですが、オネゲルは聴きもしてませんでした…が、これが意外にも楽しめました。機関車を題材にした描写モノというのが取っ付きやすかったのかもしれません。とってもよくまとまってて、楽しめました。都響は上手ですね、やっぱり。
バルトークは昨日初めてYouTubeで聴いただけなのでほぼ初めて。2楽章が特に良いと昨日言われて2楽章だけ2回聴いたのですが、今日2楽章聴いたら全然違う!生ならではでしょうか。ピアノのpの旋律、ホールの静寂、オケの旋律、と順々に奏でられる時間がもう至福のときでした。1,3楽章も良かったですが、2楽章が特に素晴らしかった。
そして春祭。ストラヴィンスキーは火の鳥やプルチネルラは結構いけるのですが、春祭だけはどうも苦手だった…のが昨日聴いたら「思ってたほど嫌な曲じゃないかも」と思い直してきて。そして今日はもう最初っから最後まで惹き込まれっ放し。ラストが近付くにつれてどんどん惹き込まれました。凄い。後半の儀式の描写あたり(たぶん)からは、特にぐいぐいと…なんか宗教的というか、中毒性があるというか。なんか不思議な感覚に陥りました。素晴しい演奏でした。
今日のプログラムなんか、年間券でもなきゃ絶対行ってなかった。こういう出会いがあるから、やっぱり定期会員は良いものだなぁ、と思うのです。今シーズンいっぱい都響聴いたら、近現代曲への苦手意識も弱まるかしら。