音楽史

西洋音楽史—「クラシック」の黄昏 (中公新書)音楽史ちょっと勉強してみたいなぁと思っていたのですが、図書館の棚見てると分厚い本が多くて。したら新書がありました。字ぃ小さくてぎっしりめなので薄さの割に時間かかっちゃいましたが。グレゴリオ聖歌から始まってバロック、古典派、ロマン派、近代、現代まで。個々の作曲家について詳細に書いてあるわけでなく、大体まんべんなく書かれてます。ただ、かなり著者の主観が反映されてるなぁ、特に19,20世紀。と思ったら、後書きに著者が執筆に際して心掛けたことが書いてありました。

「私」という語り手の存在を中途半端に隠そうとしないこと。語り手の主観を隠蔽し、
それでもって疑似実証科学的な客観を装う──これこそ私が最もやりたくなかったこと
である。

とのこと。なるほど。確かに事実だけがたんたんと述べられるよりも、主観を変に隠さない語りの方が、より楽しめますね。他の人の語る音楽史もぜひ読んでみたいなぁ。

19世紀の西洋音楽に関して、

「作曲家にとって大事なのは、『過去』の大いなる遺産に匹敵する記念碑を『未来』に残
すことであり、『現在』など取るに足らないものなのだ」、そして「あまりに偉大なもの
は、浅はかな同時代人には受け入れられないのだ」という考え方──これはとりわけドイ
ツで強かった傾向であり、これは「まずは目の前の需要を満たす」ことを優先する傾向に
あったフランスやイタリアの作曲家とは対照的だった。

というお話とか。だから、フランスやイタリアでは硬派な交響曲はあまり作られなかったけど、

フランスにしても、これらのジャンルが遅ればせながら作られはじめるのは、19世紀も後
半(サンサーンスやフランクやフォーレ以後)になってからのことであって、しかもそれは、
フランスがプロイセンとの戦争に負けたことがきっかけとなって生じてきたところの、
「フランスにもドイツに負けない『真面目な音楽』の伝統を作り出そう」という運動の結果
だった。

とか、へぇぇって感じですね。そう言われて色んな作曲家の色んな曲聴いてみるのはとっても楽しそうです。

と言いつつ、家では東京03のDVD観てる最近なのでした…。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です