ノット&東響:ボレロ他

ちょうど9ヶ月振りのサントリーホール。リニューアル後は初です。

女子トイレ、いろいろ進化してて感動しました。
以前の改修後は数がすごく増えたんだけど、その分通路が狭くなってて、見通しが悪いから空いてるのに気付かなくて無駄に並んでたり、出入口の擦れ違いが困難だったりしてたんですよね。それが左右のトイレの空き室数が表示されてたり、個室のドアの上に空室表示サインをつけて横からでも空いてるかわかるようにされてたり、出口と入口を分けて一方通行になってたり。たぶん個室の数は変わってない? うまいことしてるなぁ、と思いました。
しかし、これ面積増えてるよね? このスペースはどこから出てきたんだろ…。

  • ジョナサン・ノット&東京交響楽団 10/21(sat) 18:00play @サントリー
    • リスト:バッハの名による前奏曲とフーガ S.260 (オルガン独奏:石丸由佳)
    • シェーンベルク:管弦楽のための変奏曲 作品31
    • ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲 作品43 (pf. 児玉桃)
      [encore]ラヴェル:『鏡』より「悲しい鳥たち」
    • ラヴェル:ボレロ

リストのオルガン曲は以前オルガンコンサートに聴きに行ったときに聴いたことがあって。ちょっと私の理解を超える曲で楽しめなかった…という思い出があったのですが、今日は割と楽しめました。ちょっとは成長した?
続けてシェーンベルク。こっちもB-A-C-Hだから続けて演奏だったのかな。シェーンベルクはさすがに難しかった…。こういう曲も楽しめるようになると、メイン目当てで聴きに行ったときの前プロが現代曲でも問題なくなるので良いのですけどね。なかなか。

後半はボレロしか頭に入ってなくて、パガニーニラプソディは当日プログラムを見て初めて存在に気付きました。大好きな曲なので「ラッキー」と思わずにいられない。精細な演奏というよりはダイナミックな演奏で、これはこれでありかなぁと。第18変奏~第19変奏あたり(だったかな?)ちょっと聞き慣れない音量バランスでそこが魅力的でした…という印象しか覚えてないのですが…金管が大きめだったんだったかな?ちゃんとめもしておけば良かったな…。(すぐ忘れる)

ボレロ、素晴しい演奏…だったのですが、ソプラニーノ・サックスの存在に気付いてしまって、それに釘付けでした。サックス3本入ってきた時点で「あれ?」と思ったのです。そういえば、サックス奏者は2人だけど、どっちかのソロが音域の関係で持ち替えになってるとか聞いたような?とあやふやな記憶を探りながら、ソプラノより小さいってことはソプラニーノ?奏者分けたのか…でも最後3人で吹いてる??と混乱状態でした。
後から調べて(ひとに聞いて)、楽譜ではテナー奏者はソプラノと持ち替えで、ソプラノのソロは半分ソプラニーノで演奏することになってるけど、今の楽器ではソプラノサックスで全部吹けるからソプラニーノは使わないのが普通、とわかりました。スコアを確認すると、最後のtuttiはソプラノは出番ないはずなのですが、でも吹いてたよなぁ…違う楽譜があるのかなぁ。「せっかくだから吹いちゃえ」も(個人的には)ありだと思いますが、チェレスタとEsクラはちゃんと休んでたし…謎。

それにしてもボレロって難しい曲ですね。スネアと同じリズムで吹く管楽器の発音がちょっと遅れただけでバレちゃうし、複調のところもちょっと音程ずれるとバレちゃうし。

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