Moneyball

マネー・ボール〔完全版〕あまり本を読んでいる場合でもないのですが、予約の順番がまわってきてしまったので読みました。映画にもなっているそうで、映画観たら2時間で済むのに、その何割か増しの時間をかけて本を読む。本は場所を選ばないのがいい。(映画だってスマフォに入れて観る手がありますが)

数学者たちの楽園にこの本が出てきて。面白そう!と思って予約したのでした。つまり6月に予約したわけですが…まわってくるのに半年。なかなかの人気本のよう。

同じ頃[bm url=”http://techon.nikkeibp.co.jp/atcl/feature/15/110200006/062400037/” description=”現代のスポーツの世界では、さまざまなデータを取得・分析することは観る楽しみ、そして選手のパフォーマンスを向上させるために必要不可欠なものとなっている。中でも、近年多くの競技関係者から注目を集めているのが「ロケーションテクノロジー(位置情報技術)」。この技術を活用して世界を驚かせたのが、2015年にラグビーW杯で優勝候補・南アフリカを破ったラグビー日本代表だ。”]ラグビー日本代表、「世界で最も準備されたチーム」の理由:スポーツIT革命の衝撃 – スポーツイノベイターズオンライン[/bm]という記事を読んで、「データを使って試合に勝つ」なんて話に非常に興味をもち、予約がまわってくるのを楽しみにしてました。

1990年代末、オークランド・アスレチックスは資金不足から戦力が低下し、成績も沈滞していた。新任ゼネラルマネジャーのビリー・ビーンは、かつて将来を嘱望されながら夢破れてグラウンドを去った元選手だ。彼は統計データを駆使した野球界の常識を覆す手法で球団を改革。チームを強豪へと変える―“奇跡”の勝利が感動を呼ぶ!ブラッド・ピット主演で映画化された傑作ノンフィクション、待望の全訳版。

ノンフィクションなのに映画みたい。「統計データを駆使した手法でチームを強豪へと変える」という話だとは知っていたのですが、その主人公が「かつて将来を嘱望されながら夢破れてグラウンドを去った元選手」とは知らなかったので冒頭でいきなり驚き、興奮。これは面白い。もともと賢い人だったこと、従来のスカウト方法の犠牲になった人だったこと、両方があったからこそこういう結果がうまれたのかな。
数多くの試合で結果を出すレギュラーシーズンは勝てるけど、試合数の少ないポストシーズンでは運の要素も大きくなって、このアプローチではなかなか結果を残せないというのは「なるほど」でした。

データ解析の利用というのは嫌う人が多いのは容易に想像がつきますが、私は好きですね。でも選手からすると、自分が単純な数字だけで表される駒になってしまったように感じて気分悪くする人もいるのかも。とはいえ、チームを作る方からはそう思われていても、ファンはそうは見ないからいいんじゃないか、とも。

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