日本フィル ワークショップ

日本フィルが「オケのテイキは、おもしろい」というワークショップをやると、先月の定期演奏会のパンフで知り、まだ参加者募集だったので申し込んでみました。それが今日。

  • オケのテイキは、おもしろい 13:00-17:00@サントリーホール リハーサル室
    • ワークショップファシリテーター:マイケル・スペンサー(日本フィル コミュニケーション・ディレクター)、日本フィル楽員
    • 題材:ラヴェル《ダフニスとクロエ》(より「夜明け」)

定員30名。40代〜50代が多かったですね。もう少し年齢が上っぽい方もいました。30歳前後が私含め2,3人てとこですかね。

  • ウォーミングアップとして歌を歌って。そこから五音音階の話へ。ダフクロにも沢山五音音階使われているそうな。好きな楽器を選んで(トーンチャイムや1音ずつばらばらになった木琴や太鼓など)、順番に好きな音の出し方をする(前の人とは違う出し方をする)。一周した後、「さっきと同じリズム、ただし違うニュアンスで」と。マレットの向き変えてみたり、トーンチャイムの響きを止めて鳴らしてみたり…。ここから、ラヴェルは普通と違う楽器の鳴らし方させてるんですよ、というお話。
  • 今度は楽器ではなく手拍子。最初は皆で胸を四分音符で叩いて、一人ずつ手拍子で前の人と違うリズムを叩く。これは面白かった!全員で違うリズム叩く状態になったら、マイクさんの指示で音量上げたり下げたり。次に人によって「膝を叩く」「床を叩く」「音量を変える」「楽器を叩く」という違う指示を出す。更に楽しいです。こうやってラヴェルは音楽を作ったんです、って。色んなリズム、音色の組合せ。
  • パターンの話。例えばベートーヴェンの5番は「だだだだーん」という1つのパターンが繰り返し繰り返し使われていて、非常に解りやすい。これがラヴェルになると沢山の沢山のパターンが出てくる。二度と出て来ないパターンもあるし、すごい後になって再登場するパターンもある。これが難しいと感じる理由のひとつ。
  • ダフニスとクロエは元々バレエ音楽なのだから、バレエなしで聴いたら解りにくいと思うのは当然。映画音楽だって音楽だけ聴いたら面白くないでしょう?
  • ラヴェルが生きていた時代、絵画は印象派の時代。モネが色を重ねて絵を作り上げたように、ラヴェルも色を重ねて音楽を作ったのです、とか。

などなど。大体時系列で書いたつもりですが、ちょっと入れ替わってる予感。こんな感じで前半終了。休憩20分。

後半は3つのグループに分かれて、皆でsunriseの音楽を作り上げましょう、という内容。川の流れを作るグループ、太陽を作るグループ、色んな効果音を作るグループ。私は川の流れを作るグループでした。使う音階と転調する場所が指定されていて、あとは好きなように…という感じ。それぞれ作って、最後に皆で合わせるという。予めざっくりとした設計図があったとはきちんとした(?)曲になっていたのにちょっと感動。凄い。そう、ラヴェルもこうやって作ったのです、というお話でした。

あまりうまい具合に書けませんでしたが、休憩含め4時間、あっという間で楽しいワークショップでした。途中団員さん(Va,Vc)へのお話も聴けたりして、それもとっても面白かった。次回は未定とのことですが、またあれば是非参加したいです。
この後懇親会があり、これも参加したかったのですが、残念ながら夜はオケの練習だったのでした…。

というわけでオケの練習には遅刻参加。可もなく不可もなく…や、ピッコロ発音速くしてって言われちゃいましたね。家で一人で吹いてると発音が遅いって気付きにくいですね。でも確かに特に高音は発音遅い気がする。
だったん人の踊りの初見大会もありました。ちょっとさらってたけど、ちょっとさらうだけじゃやっぱり駄目で。半分くらいしか吹けなかった。あぁ、またさらう曲が増えた。(>_<)

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