ヤバい統計学

あっという間に2月終わり。さすが短い、と2月だから言うけど、でも実は31日ある月だって「あっという間に終わった」て思ってるんですけどね。今月は週末に2度も雪に降られ、全然ロング走できなかった上、平日も寒さにめげて走れなかった日が多く、なんと総走行距離109km。あぁ、でも何とか100kmはこえたんだな。日曜日に最後のロング走32kmと思っていたのですが、雨とか雪とか。3週間後に迫った板橋cityマラソン、大丈夫なんだろうか…。

ヤバい統計学今月読んだ本は4冊。少なめな気もするけど小説1冊なのでこんなものかもしれません。小説だとさらさら読める上、先が気になって夢中になって読むスピードがついつい速まってしまうので読むのが速い。今日読み終えたこういう本などは、時折読むのを止めて考えたり、戻ったりすることが多いので時間がかかる気がします。
数式の出てこない統計学の本。統計学の本にありがちな「こんな嘘、ごまかしがいっぱいあるんですよ!」て内容ではなく、統計学が色んなところで役に立っているよ、というお話。非常に面白かったです。本当はメモでも取りながら読もうと思っていたのに、そう思っている内に読み終えてしまいました。机に向かって読んでいるのならともかく、電車で読んでいると、そういうことは難しい。

統計学者は、統計上の平均という一般的な概念をあまり気にしない。
むしろ平均からのずれ、偏差にこだわる。ずれのおおきさはどの程度か、
どのくらい頻繁に生じるのか、なぜ偏差が生じるのかを考えるのだ。

平均だけ見てもしょうがなくて、それは単なる基準の1つにしか過ぎないということですね。そういう意味では分布によっては平均値だって何の意味も成さなくて、それよりは最頻値や中央値を基準として使うべきときもありますね。分布も大事、だから、

能力の高い黒人学生グループと能力の高い白人学生グループのあいだに成績の差はない。
能力の低い黒人学生グループと能力の低い白人学生グループのあいだにも成績の差はない。
しかし能力の高い学生と低い学生を合わせると、黒人学生グループは白人学生グループより
著しく成績が悪くなるという一見したところ矛盾した結果が得られる。

こういうことが起こる。
最後に紹介されていた色んな参考文献も読みたいところですが、手が回らなそう…。でもまたこういう統計学の実例を紹介した本は読みたいなぁ。

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