ピアニストのお話

ピアニストの脳を科学する 超絶技巧のメカニズムたしかTumblrで引用を見掛けて、それで図書館で予約して借りた本。ピアニストやピアノに色んなセンサつけて実験して、色んなことを調べたお話。

小さい頃からピアノ触ってる方が音感も暗譜能力も高くなりやすい、けど年齢上がってからの練習も無駄ではなくてちゃんと良くなります、なんて当たり触りのない内容も多く、途中結構読み飛ばしましたが…。最後の方にあった、「ピアノという楽器は、鍵盤への触れ方、すなわち「タッチ」によって、本当に音の音色が変化するのでしょうか?」というお話。これは昔から気になっていた。

20世紀の後半になって、いくつかの研究によってピアノのハンマーの動きが詳細に調査されるようになった結果、
鍵盤の動きがどう加速するかによって、ハンマーのシャンク部分の「しなりかた」がわずかに変わることがわか
りました。
(中略)
研究の結果わかったのは、比較的高い音の場合、音量が同じでも、硬く打鍵するタッチのほうが、やわらかく打
鍵するタッチよりも、音の倍音の中でも特に高い周波数の倍音が大きい、ということでした。つまり、2種類の
タッチによって、音の物理特性が実際に違うものになったのです。さらに、こうした音色の違いは、人間の耳
で聴き分けられる範囲であることもわかりました。タッチによって、音色を変えられることが証明されたのです。

おぉ! ちょっとこれは感激。
管楽器のこういう話も知りたい。息のスピードを速くすると、具体的に楽器はどういう影響を与えられて、その結果どういう音が鳴るのか。楽器が暖まると何が起きるのか。
そう思って、「楽器の物理学」という本も借りましたが、これがぶ厚くて…どうなることやらです。でも前々からすっごい興味あるから頑張って勉強してみようかなぁ。

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