トム・ゴードンに恋した少女

トム・ゴードンに恋した少女 (新潮文庫)一昨日手続きまわりしているときに待ち時間いっぱいあって読み終えた本。父から随分前に借りた本が引越し中に出てきたのです。翻訳物の小説って久し振りかもしれません。久し振りだからというわけではないと思いますが、色んな表現を読む度「これ原語(英語)だとどういう表現なんだろう?」とやたらと気になってしまいました。ダン・ブラウンは割と読みますが、彼の作品のときは気になったことがありません。訳し方によるのでしょうか。

それはさておき、感想ですが。
とても情景が浮かびやすく書かれていて、なんだか映画を観ている気分になってくる。家族とハイキングに来た少女が家族とはぐれて森の中へ迷い込んでしまってから数日間のお話なんですが、とにかく色んな描写がリアルで、途中で読むのやめそうになってしまいました。痛い、怖い、と感じるのがつらくて。でもそういうツラい感情じゃなくて、嬉しいや美味しい、美しいといった感情の描写もリアルでとても楽しめました。

話は最初に戻りますが、行き帰り電車座れる (辞書引きやすい) し、洋書の小説を通勤時間に読むのもありかもしれない。座れる (書き込みやノートでの手計算がやりやすい) んだから専門書読むのもありなんですけど。しかしその前に、引越し中に出てきたもう1冊の未読本を読むつもり。

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