変身 – フランツ・カフカ

変身 (角川文庫)

やっぱり,電車通学の人…特に遠くからの人は本を読む人が多い.私は大学まで1時間強電車に乗るのですが,研究室に同じくらい通学時間のかかる人がいます.彼もやっぱり本を読む人で,あるとき帰りが一緒になったときに,本の話になりました.そんとき彼が読んでたのがこれ.
前から読んでみたいなぁ…と思っていまして.そう話したら貸してくれました.感謝.
「朝起きたら虫になってた話」というのしか知らなかったのですが,有名な話だしやっぱり読んでみたかったのです.「なんで虫になってしまったのか」が全く述べられずに,さもそれが当然のことのように,話が進行していくのは最初抵抗がありました.が,だんだんその世界が読んでる身にとっても当然になってしまうのが不思議.不思議な話でした.
せっかくなので,「ある戦いの描写」も読み始めたのですが,三部構成のうちの一部だけで力尽きました… ますます分からなかったです.これに比べたら,変身は分かりやすいし,とっつきやすい.カフカの作品で一番有名なのには納得でした(この2話しか読んでないので,何とも言えませんが).
カテゴリー:

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です